2019年07月19日
【知 識】佐渡汽船とＮＥＣ 総合乗船システムをクラウド環境で構築
佐渡汽船は予約・発券などの顧客向けシステムや貨物・運航管理などの社内システムをＮＥＣのクラウド基盤サービス「ＮＥＣ Ｃｌｏｕｄ ＩａａＳ」へ移行・刷新し２０１９年３月に稼働した。移行後すぐのゴールデンウィーク時には、１０連休効果により利用者数が前年比３割増加したが、この刷新に伴う関連施策により問題なく対応することができた。
佐渡汽船は佐渡島内の人口減少を含む全体的な輸送量減少への対策として、ＳＮＳの活用による新たな観光需要の掘り起しや、２０１８年比１．５倍に増えているインバウンド需要の取り込みなど、顧客獲得に向けた各種施策へ柔軟に対応できるよう全社を上げて取り組んでいる。また、佐渡島への唯一の交通機関として、安全・確実・快適な運航を永続的に提供する体制を整えてきた。
今回のシステム移行ではクラウド環境を活用することで、災害時の事業継続性を強化するとともに、利用者の利便性向上に寄与する多種多様なサービスの開発から提供までを迅速に行うことを可能にし、なおかつシステム運用コストの削減に成功した。
今後両社は、さらなるＩＴ活用により、安全運航の徹底及び佐渡島や新潟県の魅力発信と顧客満足の向上を実現し、新規顧客やリピーターの増加に繋げることで、より一層の地域貢献を目指す。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:35| 知識
