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2019年07月12日

【物 流】日本通運 自動化技術を使って出荷準備作業を無人化


日本通運は札幌市の倉庫で夜間出荷準備作業の一部を無人化した。

無人化にあたっては自動走行するフォークリフト(AGF)とオートレーター(自動垂直昇降機)を連携させたマテハンの自動化システムを採用し、働き方改革の推進や、入庫作業と出庫作業が錯綜する状況を解消しながら、より安全な作業を実現した。

従来、翌日の出荷準備を行うために夜間・早朝に作業員がフォークリフト作業を行っていたが、それが無人化により完全に自動化され、各階に配置したAGFとオートレーターが夜間時間帯に連携して稼働し、各フロアにパレット積みされた出荷予定貨物を、1階出荷待機場所まで自動で移動させる。

また、トラックやピッキングへの対応で有人フォークリフトが繁忙となる時間帯には、オートレーターで各階に到着した貨物の荷受けをAGFに行わせることによって、オートレーター上での滞貨解消によりオートレーターの稼働率を上げ、縦持ち作業に要する時間を短縮している。

物流現場ではドライバー不足に加え、物流センターや倉庫におけるフォークリフトオペレーターや構内作業者も著しく不足している。日本通運は働き方改革関連法の施行に伴い、倉庫業務における自動化技術を活用した省人化、省力化の推進は重要な課題であるととらえ、今後も物流の分野での新しい技術に対応したサービスを構築し、物流システムや現場改善に活かしていく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流会社の取り組み【機関】