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2019年07月08日

【環 境】豊田通商 タイで使用済み自動車のリサイクル実証事業を受託


豊田通商は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「アジア省エネルギー型資源循環制度導入実証事業」のテーマの一つとして「タイ王国で発生する使用済自動車の効率的かつ適正な資源循環システム構築」に対し、2019年6月12日に、NEDOより正式に受託した。この実証事業は、NEDOとタイ工業省(MOI)、工業団地公社(IEAT)の間で2019年2月にMOUが締結されている。

タイでは2010年頃からの急激な自動車の販売台数増加に伴い、使用済自動車の急増が予測されている。しかしELV (End of Life Vehicles:使用済み自動車)を適正に処理するインフラが整備されていないため、フロンの大気放出による地球温暖化や廃油・廃液による土壌汚染・水質汚濁といった環境被害が懸念されている。また、タイでは日本の「自動車リサイクル法」のようなELVに特化した規制、許可に関する法制度が整備されておらず、本格的にELVが発生する前に、制度・技術の両面でELVを適正に処理するためのインフラ整備など、対策を講じることが大きな課題となっている。豊田通商は環境配慮と経済効率性を両立させた資源循環システム構築を実証する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】