<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年06月26日

【物 流】NEXCO中日本 AI活用による渋滞予測技術の開発に着手


NEXCO中日本は、高速道路ドライブアドバイザーが行っていた数ヶ月先の渋滞予測について、AIを活用して予測する技術の開発に着手した。

これまで交通混雑期などの数ヶ月先となる渋滞予測は、高速道路ドライブアドバイザーが過去3年分の渋滞実績を重ね合わせ、曜日配列や道路状況の変化、周辺イベントの影響などを考慮して予測していた。AIを活用することにより、データ取得を自動化するとともに、手作業で行っていた過去渋滞実績の重ね合わせなどの作業の大幅な時短を図り、業務の高度化や効率化を目指す。

また、AIによる渋滞予測モデルは過去の渋滞実績を機械学習し、将来のある日時や場所における交通集中に伴う渋滞発生の有無と渋滞長を予測する。今回の開発では、管内の全路線の内、過去に渋滞が発生している主要なボトルネックを対象とし、2013年から2017年までの過去5年分の渋滞実績データを教師データとして学習に使用する。

今後は、予測結果の検証を重ね、教師データの充実やAIの予測精度の向上により、事故や異常気象などの突発事象や工事期制に伴う渋滞など、AIによる渋滞予測の対象範囲拡大を検討する。なお、AIの活用による渋滞予測技術開発は、最新のICT技術を活用した新しい取組みを推進する「i-MOVEMENTプロジェクト」の一環である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連