<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2019年06月19日

【物 流】ZMPとサトー 自律走行ロボットに経路案内ソリューションを連携


ZMPとサトーは、自動運転技術を応用した物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)AD(自律移動モデル)」に、サトーが提供する経路案内ソリューション「Visual Warehouse」を連携し、倉庫内でのピッキング作業者の歩行距離を最小限にする機能「CarriRo Visual Warehouse」を発表した。

サトーの「Visual Warehouse」は、独自のアルゴリズムで倉庫内ピッキング作業者の最短移動経路を算出し、「画像」と「音声」で指示するナビゲーションシステムで、作業者が端末で宣言した現在地情報と在庫商品の座標情報から、ゴールまでの最短ルートを仮想マップ上で割り出して指示する。

「CarriRo Visual Warehouse」」では、「Visual Warehouse」により算出した作業者の最短ルート情報と、そこから計算された最適な合流地点の情報が共有され、「CarriRo AD」はその情報に沿って自律走行し、作業者との最適な合流地点で待機する。例えば、この機能を活用することでゾーンピッキング方式において、作業者はエリア内でのピッキングに専念することができ、「CarriRo AD」は作業者がピッキングし終えた商品が積載された後に、次のエリアまで最短距離で移動する。

これを繰り返すことで、作業者の歩行距離を最小限に抑えることができ、ピッキングに要する人手の削減が可能である。これまで「Visual Warehouse」による一般的な効果は20%程度の生産性向上であったが、今回の連携を通じてより高い生産性を期待できる。今回発表された機能は、2019年下期リリースを予定している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連