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2019年06月13日

【知 識】日教販とNEC デジタル学習コンテンツの流通・普及に向け協業


日教販とNECはデジタル教科書・教材、学習アプリなどデジタル学習コンテンツの流通・普及に向けて協業を開始する。

改正学校教育法が2019年4月から施行され、デジタル教科書を通常の紙の教科書と併用して、小中高の授業で使用することが可能になった。加えて2020年度の小学校を皮切りに、中学校、高等学校での学習指導要領の改訂が控えており、プログラミング学習の小学校への導入など、ICTに係わる教育の強化が図られる。この改訂を機に教育現場でデジタル教科書の活用が進むことが予想されている。また、近年は教科書のみならず、ドリル教材や辞書等の学習参考書、教員の授業支援ツールなど多くの学習アプリが提供され、利用者が拡大している。このように、教育分野のデジタル化(エドテック)は急速に加速しており、これに対応した製品・サービスの開発とこの普及に向けた利用者環境の整備が求められている。

日教販とNECは協業により、デジタル技術を基盤にエドテック領域での事業拡大を目指す。日教販は教育系出版社約1,000社との取引実績と全国の学校への流通網を有しており、この強みとNECが構築するシングルサインオンによる利用者環境、NECの学校向けPC・タブレット端末ならびに最適な学習コンテンツを薦めるNECのAI技術を組み合わせていくことで、デジタル化に対応した商品・サービスの開発・普及に取り組む。また、教育系出版社による教科書・教材のデジタル化に向けた取り組みを支援するとともに、紙やデジタル等の媒体区分や特定のサービスに縛られない教科書・教材の流通基盤を整備する。出版社やエドテックベンダ等の学習コンテンツ事業者と自治体、学校をつなぐプラットフォームの構築を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識