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2019年06月12日

【知 識】商船三井 マカロフ提督記念国立海事・内陸水運大学と船員訓練・採用・育成で覚書締結


商船三井はロシア・マカロフ提督記念国立海事・内陸水運大学(以下「マカロフ海事大学」)とサンクトペテルブルクで北極海航路輸送向けの船員訓練と船員訓練生の採用・育成を目的とした覚書を締結した。

商船三井は北極海航路を通じたLNG輸送プロジェクトである「ヤマルLNGプロジェクト」で砕氷LNG船の運航(※1)を担っており、砕氷LNG船の船員は、マカロフ海事大学が運営するトレーニングセンター(以下 マカロフトレーニングセンター)で氷海航行訓練や極寒地サバイバル訓練といった特殊訓練を受けている。マカロフトレーニングセンターは世界を代表する極海域の訓練施設で、同トレーニングセンターの氷海航海シミュレーターを利用した氷海航行訓練は、ロシア政府及び日本海事協会にも承認されている。商船三井はマカロフ海事大学の船員訓練生を採用しており、将来的に商船三井運航船の船長・機関長に育成していく長期計画を立てている。

商船三井は特殊な北極海航路での航行に適した船員育成を進めることで、北極海航路輸送におけるリーディングカンパニーを目指している。現在、北極圏では新規プロジェクトが計画されており、拡大する輸送需要に安全運航の面から貢献できるようマカロフ海事大学との協業を通じた船員育成を発展させる。同時に有望な船員訓練生を積極的に採用し育成することで、ロシア海事産業の発展にも貢献する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識