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2019年06月07日

【知 識】プロロジスとウィルポート ラストワンマイルの物流を支援で提携


プロロジスとウィルポートは、ラストワンマイルの物流事業について業務提携した。

昨今、急増する宅配需要やトラックドライバーの長時間労働の見直しにより、消費者生活圏における物流の担い手が不足している。プロロジスの物流施設入居者にとっても、ラストワンマイルの配送は喫緊の課題となっている。プロロジスでは世界主要消費地に近接した地域に物流施設を開発・提供することで入居者の物流需要に応えている。中でも都市部の物流施設は、消費者や小売店舗に届く前の最終点であることから"Last Touch (R)"と呼称し、近年開発に注力している。

一方、ラストワンマイルの物流や小売店舗からの地域内配送を担うウィルポートは、配送需要と地域のラストワンマイルドライバーをつなぐことで、ドライバーリソースの効率化に取り組んでいる。同社は独自に開発したクラウドシステムで、ラストワンマイルドライバーの空き状況に加えて、技能、研修履歴、車両整備状況などを一元管理。配車やドライバーマネジメントなど、荷主の課題であるラストワンマイルを請け負うほか、3時間以内のスピード配送にも対応している。また、登録しているラストワンマイルドライバーにとっては、空き時間を活用して荷物を受託し、短距離・短時間で効率的に売上をあげることが可能となる。

プロロジスとウィルポートは、相互のノウハウやリソースを活用し協業することで、東京23区内におけるラストワンマイル物流の課題に取り組む。現在ウィルポートは、23区および近郊に数百坪程度の配送デポを3拠点整備し、物流事業を受託している。今後、プロロジスが拠点展開をサポートし、2019年6月中をめどに東京23区内に6拠点のデポを新設する予定にしている。将来的には、23区内に25坪程度の配送ステーションを複数箇所整備し、23区内のラストワンマイル物流をくまなくカバーすることを目標としている。また、プロロジス入居者に、ウィルポートが優先的に配送を請け負うことで、ラストワンマイルの配送依頼先の確保につなげる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識