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2019年06月10日

【流 通】デロイトトーマツ CxOの課題解決に特化したイノベーション創発施設開設

デロイト トーマツ グループは日本企業のCxOなどの役員向けのイノベーション創発施設「Greenhouse」を2019年6月にグループ旗艦オフィスである「丸の内二重橋ビル」の16階に300坪の規模で開設する。日常とは異なる空間での双方向セッションを通じて、CxOの複合的な課題を紐解き、アクションプランの設定から解決策の提案、プロトタイピングまで一気通貫に行う。

「Greenhouse」では、専門のファシリテーター(※)によるワークショップを個別CxOへ集中的に提供することで、従来の方法では打開が困難な複合的な経営課題に対して、新しい視点と明確な解決策の選定へと導く。ワークショップは日本企業のCxOが直面しているイノベーションやトランジション(移行・変化)といった5つのテーマ(20種類)を個社ニーズにあわせてカスタマイズして提供する。例えば、トランジションのテーマのワークショップは就任が決まり従来のキャリアとは一線を画すステージに立つ新任CxO向け、イノベーションはデジタル化やグローバル化により競争原理が変わる中で非連続な成長に挑むCxOなどが対象と想定している。

「Greenhouse」はCxOがブレイクスルー(突破口)を見出すことを目的に、デロイトの海外オフィスでも実証された仕掛けが施されている。入口に設けられたトンネルで意識変革へのスイッチを入れ、最先端のデータ分析や情報可視化設備により直感的な理解を促進する。加えて、日本では「茶室」をコンセプトに取り入れ、落ち着いた空間で無限のひらめきを誘発し、議論を引き出すことを目指す。

さらにAIやアナリティクスなど幅広い技術インフラ機能を備えたテクノロジーの実験施設を併設し、解決策のうちデジタル技術により実行可能なものはその場でプロトタイピングを行う。その後、アプリとしてデロイト トーマツ グループのクラウドプラットフォームや自社システム(オンプレミス)でも利用できる。また、デジタル以外の解決策においてもデロイト トーマツ グループのコンサルタント、公認会計士、税理士、弁護士などの専門家が個別ビジネスの枠を超え連携し、ノウハウを組み合わせて提供していく。

デロイト トーマツ グループは、プロフェッショナルの知見・技量やテクノロジー基盤などの経営資源を有機的につなぎ最大化することで、日本企業の変革を促進する方針を打ち出しており、グループシナジー拡大の推進基盤として「デロイト トーマツ インスティテュート」を2018年10月に設立した。この全体構想の下、「Greenhouse」では、CxOと共にこれまでにない独自の解決策を協創できる環境を作り出し、テクノロジーと各分野のプロフェッショナルの専門性を組み合わせた統合型ソリューションの提供をスピーディに具現化していく。

※ 該当テーマ専門家かつデロイトのGreenhouseファシリテーター専用研修受講者

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通