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2019年06月06日

【物 流】日本マクドナルドと読売新聞、食塩と新聞の共同配送を開始


国土交通省は、農林水産省、経済産業省と連携して、日本マクドナルド、読売新聞グループ本社ほか4社が実施する食塩と新聞の共同配送を、総合効率化計画に認定し、2019年6月3日に運行を開始した。

3省は物流分野における労働力不足や多頻度小口輸送の進展等を背景とする省力化・効率化・環境負荷低減を推進するため、2以上の者が連携した幅広い物流効率化の取り組みを支援している。

今回認定を受けた取り組みは、日本マクドナルド、読売新聞グループ本社、永尾運送、HAVIサプライチェーン・ソリューションズ・ジャパンの4社による輸送効率化で、これまで個別に配送を行っていた4t車を使用する食塩輸送(大阪市大正区→神戸市東灘区)と2t車を使用する新聞(夕刊)輸送(大阪市北区→兵庫県西宮市)を、積載量に余裕の見られた新聞輸送の2t車で共同輸送(混載)する。これにより4t車の輸送が廃止され2t車に統一されるとともに、積載率の向上が実現される。

年間期待効果としては、貨物車両からのCO2排出削減量が約1.1t、貨物車両の走行台数削減が約230台で、混載により食塩の1台当たりの輸送量は低下するが、全体としての車両台数は下がることとなる。また、衛生面で高い品質が求められる食塩と、配送時間に厳格な新聞の共同配送は業界としても珍しい。

今回の認定は、国土交通省、農林水産省、経済産業省3省共同での総合効率化計画としてははじめての事例で、この様な業界横断的な物流効率化が拡がるよう、引き続き関係省庁間での連携が進められる予定である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 荷主企業