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2019年06月06日

【流 通】ホシデン・凸版印刷・日本全薬工業 IoTで家畜のストレス管理する実験


凸版印刷が提供する「ID-Watchy Bio」を活用し、家畜の活動状況と連携したストレスなどの生体情報の取得により健康状態が把握できる「家畜健康管理サービス」の開発に向けて実証実験を開始

ホシデン、凸版印刷、日本全薬工業は3社共同で、凸版印刷が提供する「ID-Watchy(R) Bio(アイディーウォッチーバイオ)」を活用し、家畜の活動状況と連携したストレスなどの生体情報の取得により健康状態が把握できる「家畜健康管理サービス」の開発に向けて実証実験を開始した。トータルハードマネージメントサービス協力のもと、北海道野付郡の牧場であるトータルハードカーフサービスにおいて、2019年5月下旬より子牛の飼育におけるサービスの実証に向けての検討を開始、本格的な実証実験を2019年夏より行う。

「家畜健康管理サービス」は凸版印刷が提供する位置情報とネットワークカメラの映像データによる労務管理と、生体センサー連携によるデータ取得で作業員の健康状態を把握できる「ID-Watchy Bio」を活用した。実証実験では、「ID-Watchy Bio」の機能である生体センサー「MEDiTAG(R)(メディタグ)」の装着器を家畜専用に改良し、足や首へ装着することで家畜のストレスなどの生体情報の常時取得と可視化を検証し、リアルタイムで映像と生体情報が連動することで、体調急変などの早期発見を目指す。また日本全薬工業が動物用医薬品の研究開発などで培ったノウハウを活かし、家畜の活動状況と生体情報を連携させた取得データの分析を実施。具体的には、トラクターの走行音で牛のストレスレベルが上昇するなど活動状況と生体情報が連携した健康状態を把握することで、飼育環境や状況に配慮した家畜の健康・安全管理の実現を目指す。

実証実験で凸版印刷はID-Watchy Bioの提供及びシステム開発、日本全薬工業は実証フィールドの提供・データ分析、ホシデンは生体センサーMEDiTAGの提供及び家畜向けシステム開発を行う。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通