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2019年06月04日

【物 流】タカラスタンダード 物流改善により車両拘束時間を短縮


タカラスタンダードは、物流関連事業の改善と見直しにより、車両拘束時間を3年間で1時間削減する成果を上げたと発表した。

昨今のトラックドライバー不足などを背景とした物流環境下において、タカラスタンダードでは、下記のような商品の安定供給と顧客満足度の向上を目的として物流関連事業の改善及び見直しに向けた取り組みを行い、顧客と配送事業者、そしてタカラスタンダードのそれぞれにメリットがある物流体制の構築を図っている。

1.運送事業者向けの荷扱い講習の実施
2018年11月より全国の運送会社向けに、DVD教材を用いた荷扱い講習を実施しており、
2019年3月現在で93回の講習が実施され、受講者は776名に達している。この講習によって安定的な物流品質を保つことができるようになるとともに、受講者に認定証を配布することで、ドライバーの意識の向上が図れるとしている。

2.高回転物流体制の構築
物流業界における配送用トラックの待機時間は、入出庫業務の進捗によって変化するためドライバー側ではコントロールすることできず、業界全体での課題となっている。タカラスタンダードでも、全国5か所の物流センターから配送を行っているが、待機時間が長くなることが多く、2015年度の平均待機時間が4時間弱程度であった。そこで、待機時間短縮に向けた取り組みとして、紙の納品書ベースで行っていた入庫時の照合作業をハンディーターミナルへの切り替え、倉庫管理システムの刷新によるトラックの到着時刻に合せたピッキングを実施し、2018年の平均待機時間が2時間40分と、3年間で1時間の待機時間短縮を実現した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 荷主企業