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2019年06月03日

【環 境】DNP 環境に配慮した食品容器とトレーの分別回収とリサイクルの実証実験


大日本印刷(DNP)は、2019(令和元)年6月1日〜2日日比谷公園で開催された日比谷音楽祭の会場内“ピクニックフード&ドリンクコーナー”で、環境に配慮した森林認証紙や植物由来の材料からなる食品容器と、石灰石が主原料の新素材「LIMEX(ライメックス)」からなる成形トレーを使用して、分別回収とリサイクルの実証実験を行った。

会場内に設置する専用のゴミステーションで、使用された食品容器とトレーを分別回収し、分別した人々の意識や回収品の数、環境に配慮した製品の実際の効果などを検証した。同社はこの実験の結果を製品開発などに活かし、持続可能な社会の実現に向けて、環境負荷の低減や社会課題の解決につながる取り組みを進めていく。今回、日比谷音楽祭で採用されたDNP製品は以下の3種類。

@ 「DNP断熱紙カップ HI-CUP(エイチアイ-カップ)」
本体の紙カップと筒(スリーブ)状の外装紙で構成される断熱カップで、その紙は全て森林認証紙を使用している。本体カップの内面フィルムには、植物由来の原料を使用した「DNP植物由来包材 バイオマテック」シリーズの「バイオマテックPE(ポリエチレン)」を、カップの印刷には、植物由来インキを使用するなど、環境に配慮した紙カップである。

A リサイクル促進紙容器
森林認証紙を使用した食品用の紙容器である。紙容器から食品が接触する内面のフィルムを簡単に分離できるため、容器を洗うことなく紙をきれいな状態で分別し、リサイクルできる。今回は実際に、どれだけきれいな状態で紙を回収できるかなどを検証する。

B LIMEXを使用したトレー
TBMが開発、製造する、石灰石を主原料とした新素材「LIMEX」を使用し、食品容器の持ち運び用のトレーとして設計した。LIMEXは、高効率なリサイクルが可能な環境に優しい素材である。今回、トレーの使用後に単独回収し、新たな製品へ生まれ変わらせるマテリアルリサイクルの実証実験を行った。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】