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2019年05月21日

【知 識】JR東日本とドイツ鉄道 案内ロボットの実証試験を共同実施


JR東日本は1992年より実施しているドイツ鉄道との技術交流の一環として、案内ロボットのユーザー評価試験を共同で実施する。JR東日本とドイツ鉄道はこれまで各々案内ロボットの開発を行ってきた。そこで、両社共通の課題である「お客さまに使っていただけるロボット」を目指し、タイプが異なる案内ロボットを設置しユーザー評価試験を共同で行う。

東京駅にSEMMI(※1)及びPepper(※2)の2種類の案内ロボットを設置し、利用者に対して東京駅構内の施設や飲食店、主な場所への行き方などを多言語で案内する。ロボットの外見が利用者のの利用意向に与える影響や、AIの使いやすさ、学習しやすさなどを多面的に評価することで、案内ロボットの研究開発を進めていく。

JR東日本とドイツ鉄道は駅構内に異なるAIを使用したSEMMIとPepperの2種類の案内ロボットを設置し、利用者からのアンケート調査を実施する。案内ロボットは日英中など多言語に対応しており、駅構内および駅周辺の道案内などを行う。両社で異種ロボットについての受容性評価及び2種類のAIの性能と運用の評価を行い、その結果を分析することで案内ロボットの今後の研究開発に活かしていく。

※1 SEMMI
ドイツ鉄道が開発してきた案内ロボットで今回の実証実験のためJR東日本と共同で案内データの学習を実施
【主な特徴】・リアルな顔立ち ・多彩な表情 ・内照式

※2 Pepper
案内ロボットとして日本で比較的多く活用しており、比較対象のロボットとしてJR東日本が案内データの学習を実施
【主な特徴】・人型ロボット ・ジェスチャーによる表現 ・画面一体型

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識