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2019年05月16日

【知 識】桜美林学園・キヤノンMJ・キヤノンITS 「教員免許状更新講習システム」提供

桜美林学園とキヤノンマーケティングジャパン(以下 キヤノンMJ)、キヤノンITソリューションズ(以下 キヤノンITS)はeラーニングで教員免許状を更新できる「教員免許状更新講習システム」を共同で開発、構築、導入した。

桜美林学園はこのシステムをプラットフォームに、全国の幼稚園・小学校・中学校・高等学校・特別支援学校など全教員を対象に、2019年5月16日にサービス提供を開始する。

2009年4月1日に教員免許状更新制が導入されて以降今年で10年が経過した。教員免許状更新制は、その時々で求められる教員として必要な資質能力が保持されるよう、定期的に最新の知識技能を身に付けることを目的に始められた。教員免許状の有効期限は10年間で、更新にあたり教員は大学等で開催される教員免許状更新の講習を30時間以上受講し修了判定を受ける必要があり、日々の業務において多忙を極める教員にとっては少なからず負担になっている。

こうした背景のなか、桜美林学園は教員免許状の更新講習ならびに修了判定をeラーニングにて行えるサービスとして、キヤノンMJとキヤノンITSがシステム提案、開発、構築を行った「教員免許状更新講習システム」を導入した。

教員免許状更新講習システムは「講習システム+顔認証システム」の二つの仕組みを組み合わせた。講習システムはeラーニングシステムをベースに、学習用コンテンツの動画とスライド資料を配信できる仕組みを提供する。

また、顔認証システムはキヤノンITSのクラウドサービス「テレワークサポーター」を利用し、キヤノンの顔認証技術により受講者が受講申込時に提出した顔写真から本人であることを確認する。また、受講開始時の顔認証に加え、受講中も常時顔認証を行っており、本人が認証している時のみ講義を修了できる。これにより、受講者は講習から修了確認試験までを24時間365日いつでもオンラインで行うことができるようになるため、決められた日時に何度も受講のために会場に通うことなく、自分の空いた時間を有効に活用し教員免許状を更新できる。

キヤノンMJは「講習システム+顔認証システム」が大学をはじめとする教育機関において他にも利用可能なシーンがあることを見込んでおり、今後の文教市場における新たなサービスとして展開していく。また、キヤノンMJグループは中期経営計画においてITソリューション事業の強化・拡大を掲げ、エンタープライズセグメントでは業種別SI事業・ソリューション事業に注力している。文教領域では「in Campus Series」を中核に、システムパートナーとのアライアンスや大学および小中高等学校向けSI・ソリューションを推進し、教育機関向けソリューション事業を拡充していく。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識