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2019年05月07日

【環 境】昭和電工 温室効果ガスの分析・計測サービスを開始


昭和電工は半導体や液晶パネルなどの製造工程で排出される各種有害ガスを処理する除害装置において、除害装置の性能を評価する温室効果ガスの分析・計測サービスを開始する。

半導体や液晶パネルの製造工程では、PFCsなどさまざまな温室効果ガスが使用されるが、これらのガスの使用者は自らの生産ラインから排出される温室効果ガスを除害処理し、排出量を算定して国に報告することが義務付けられている。

排出量の算定方法は2006年IPCCガイドラインにまとめられているが、ガイドライン制定後の科学的・技術的進展を考慮して一定の改良が必要と考えられ、2019年5月に京都で開催されるIPCC第49回総会にて従来のガイドラインを更新・追加・精緻化・厳格化した新しいガイドラインが採択・承認に向けて検討される予定である。

新しいガイドラインには、プロセスや除害技術ごとに除害効率値の基準が設定される見込みであるが、測定には工数がかかり、分析ノウハウも必要である。昭和電工は、これら温室効果ガスを分解する除害装置を製造販売してきたことにより各種ガス類の取り扱いのノウハウを有することから、2019年5月より従来のメンテナンスに加え、オプションとして除害効率(装置の出口、入口のガス濃度)の分析・計測サービスを提供することを決定した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】