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2019年04月25日

【物 流】JR貨物 2018年度 輸送実績

日本貨物鉄道(JR貨物)の平成30(2018)年度の輸送実績を発表した、同年度上期は、各地で相次いで発生した自然災害(大阪府北部地震、平成30年7月豪雨、台風20・21・24号接近、北海道胆振東部地震等)の影響を大きく受けた。平成30年7月豪雨では、山陽線が長期間不通となり、トラック・船舶による代行輸送や伯備線・山陰線・山口線を経由した迂回運転を実施した。

コンテナの実績は、20,273千トン(前年比9.6%減)と前年比を下回った。品目別でも、長期間の山陽線不通の影響により、中国・九州発着が大幅な減送となり、以下@〜Eの品目が減送し、F農産品・青果物も北海道産の天候不良に伴う生産不良の影響を大きく受け、全品目が減送となった。
@ 紙・パルプ(本年実績2,666千トン 同比11.3%減)
A 食料工業品(同実績3,423千トン 同比8.7%減)
B 積合せ貨物(同実績2,638千トン 同比7.4%減)
C 化学工業品(同実績1,832千トン 同比12.6%減)
D 化学薬品(同実績1,337千トン 同比11.7%減)
E 自動車部品(同実績764千トン 同比13.5%減)
F 農産品・青果物(同実績1,771千トン 同比10.2%減)

車扱の実績は8,950千トン(同比2.8%減)となった。品目別では@石油が暖冬により灯油・重油の需要が落ち込み低調な荷動きとなった。また、Aセメント・石灰石のみ対前年を上回る結果となった。
@ 石油(同実績6,071千トン 同比2.9%減)
A セメント・石灰石(同実績1,405千トン 同比2.2%増)
B 車両(同実績872千トン 同比3.2%減)

コンテナ・車扱の合計実績は29,223千トン(7.6%減)となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者