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2019年04月16日

【知 識】カネカとセブン&アイ・ホールディングス カネカ生分解性ポリマーPHBHを用いた製品を共同開発


カネカはイノベーティブな技術を発展させたユニークな製品による地球環境問題の解決策をセブン&アイ・ホールディングスに提案し、共同でサスティナブル社会の実現を目指すことに合意した。セブン&アイ・ホールディングスがマイクロプラスチック問題への解決提案素材「カネカ生分解性ポリマーPHBH」(以下、PHBH(R))を用いた各種製品の開発を進め、予定では2019年秋をめどにグループのセブン-イレブン様等で展開する『セブンカフェ』用のストローに導入を開始する。

プラスチック素材の製品は暮らしにとって便利で欠かせないものになっている一方、適切な処理がなされないことによって、海中に漂うマイクロプラスチックが生態系や人々の健康へ影響を与える懸念が高まっている。このように環境に配慮した素材に関心が高まる中で、容器、包装材等における環境負荷低減を継続的に行っているセブン&アイ・ホールディングスがPHBH(R)の海水中で生分解する点を評価、両社で共同してPHBH(R)を用いた製品の展開に取り組んできた。

PHBH(R)はカネカが開発した100%植物由来のバイオポリマーで、幅広い環境下で優れた生分解性を有している。特に近年では、マイクロプラスチックによる海洋汚染が世界的な社会問題となっており、生態系への影響が懸念されているが、PHBH(R)は海水中で生分解する認証「OK Biodegradable MARINE(※)」を取得しており、海洋汚染低減に貢献する。

※ OK Biodegradable MARINE
海水中(30℃)で、生分解度が6ヵ月以内に90%以上になること。ベルギーに本部を置く、国際的な認証機関Vincotteより、2017年9月認証取得。Vincotteは2017年12月TUV AUSTRIA Belgium NVに認証業務を引き継いだ

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識