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2019年04月03日

【物 流】インテル 物流業界向けIoTソリューションを本格展開


インテルは物流業界向けのIoTソリューションとして「インテル コネクテッド・ロジスティクス・プラットフォーム(インテルCLP)」を日本市場に向けて本格展開した。このシステムはサプライチェーンにおける荷物の輸送状況をリアルタイムで分析・可視化できる。

世界の物流業界では、毎年輸送貨物全体の30%が損傷、遅延、盗難などの被害にあっているとされており、多大な経済的損失につながっている。その一方、厳格な温度管理や高度なセキュリティーなど、高い輸送品質が求められており、輸送状況の可視性と保全性の向上が求められている。

インテルCLPはサプライチェーンをエンド・ツー・エンドで可視化することにより、位置情報、温度、湿度、輸送時の問題などをサプライチェーン上の荷物の輸送状況をリアルタイムで分析・可視化することが出来る。これにより荷物の損傷の早期発見や損傷状況の把握、輸送経路の最適化などにより、リスクの軽減やコスト削減を実現することが可能である。

また、インテルCLPは温度、湿度や衝撃、傾きなどを計測するセンサー・タグ、ゲートウェイ、クラウドの3つのコンポーネントで構成されており、導入コストが軽減できる上、輸送貨物の全行程におけるデータも高度なセキュリティ技術により保護されているのが特徴である。

各企業は、このインテル CLPを活用することにより、デジタル・トランスフォーメーションを支援するIoTソリューションを、小売りや製造、ヘルスケアなど各産業の固有のニーズにあわせて提供することが可能となる。日本では平成31(2019)年2月より日本通運がこのシステムを基盤として物流サービスを提供している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連