<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年04月02日

【環 境】物流事業者4社 スーパーフルトレーラSF25を活用した共同幹線輸送の開始


全国物流ネットワーク協会(全流協)とその会員企業である西濃運輸、日本通運(日通)、日本郵便、ヤマト運輸の4社は、関東−関西間での幹線輸送における、スーパーフルトーラーSF25(SF25)を活用した共同輸送を開始するにあたり、ヤマトグループ「関西ゲートウェイ」にて出発式を開催した。

物流業界では主に幹線輸送を担う大型トラックドライバーの不足や高齢化が進んでいる。労働人口の減少などにより人材確保は一層困難になることが見込まれる中、国土交通省(国交省)は、トラック輸送の省人化を推進するため、2016年9月に「ダブル連結トラック実験協議会」を設立し、車両長の基準を最大25メートルまで緩和する実験を実施するなど、国家的課題である物流業界の人手不足への対応を進めている。その中で、全流協では会員11社で組織される「スーパーフルトレーラーSF25の共同利用考える研究会」を設立しSF25の共同利用について調査・研究を重ねてきた。

SF25の導入によって、積載量が従来の大型トラックの2倍となり、1度に大量の荷物を輸送できるようになるとともに、異なる事業者のトレーラーを連結し1台の車両として運行できることから、事業者の壁を越えた輸送の効率化につながり、物流業界全体の課題である人手不足への有効な手段となる。また、車両台数が削減できることで、CO2の排出の削減もできる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 物流効率化による環境負荷低減【内容】