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2019年04月02日

【知 識】京都大学と三菱電機 先端機械工学分野を核とした産学共同講座を開設


京都大学と三菱電機は、京都大学大学院工学研究科に継続的なイノベーションの創出とイノベーションを担う人材の育成を目標とした産学共同講座「進化型機械システム技術産学共同講座(三菱電機)」を2019年4月に開設する。幅広い知を有する京都大学と幅広い電機製品・システムを手掛ける三菱電機が組織的に連携することで、学際的な知見の活用により多様な社会の課題を解決する「進化していく機械システム」の研究開発と、イノベーションを担う人材育成に取り組む。

近年、サイバーフィジカルシステム(※)の実現に向けた研究開発の加速は目覚ましいが、高度化・複雑化する実社会の課題を本質的に解決するには、サイバー空間の高度化と並行して、物理・物性・制御・最適化などのフィジカル空間を対象とした技術革新が不可欠であり、この実現には、基礎研究の段階から、大学が持つ技術シーズと産業界が認識するニーズを組み合わせることが重要とされる。

京都大学と三菱電機は、2005年から進めてきた機械分野での共同研究をさらに深化発展させるためには、研究テーマを共同で探索し、異なる立場の知を融合できる共同研究体制が必要と考え、今回、先端機械工学分野におけるイノベーションの創出と、イノベーションを担う人材育成を行う共同講座を開設する。人との関わりを考慮した先進機械システム研究および技術シーズとしての高度な基礎研究とその応用として、人と垣根のない機械システムと先進機械デバイス研究と応用の2分野で研究を進める。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識