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2019年03月25日

【流 通】ジェトロ 「アフリカ・スタートアップ連携促進デスク」新設


ジェトロはアフリカでの事業拡大を目指す日本企業を対象に、新たなパートナー候補として注目される現地スタートアップとの連携を支援する専用デスク「アフリカ・スタートアップ連携促進デスク」を開設した。

ジェトロは、アフリカ9カ国(モロッコ、チュニジア、エジプト、エチオピア、ケニア、南アフリカ共和国、モザンビーク、ナイジェリア、コートジボワール)の、今後成長が期待されるスタートアップの情報を「アフリカ・スタートアップ100社」としてWebサイトで公表するなど、アフリカのスタートアップと日本企業との連携を促進している。今回新設された「連携促進デスク」は、面談(電話会議可)で各国の概況をブリーフィングする他、ビジネスモデルの相談、提案書の書き方、現地出張時のアポイントメント取得(初回)など、ビジネスの具体化に向け段階別にサポートする。

アフリカでは経済成長やデジタル化の急速な進展を背景に、モバイルマネーなどを活用した新たなビジネスを興す動きが盛んになっている。この主役は現地のスタートアップで農業、医療、物流など様々な分野で、インフラ不足などに起因する課題をデジタル技術で克服しながら、貧困層(BOP)や小規模事業者を消費者として取り込み、新たなビジネスを生み出している。こうした革新的なスタートアップは、アフリカ市場を開拓する上で、日本企業の重要なパートナーになる可能性がある。2018年11月にはジェトロ・ナイロビ事務所の紹介をきっかけに、SOMPOホールディングスが、仮想通貨を活用し、低コスト、短時間での送金を可能としたケニアのスタートアップBitPesa(ビットペサ)に出資するなど、提携事例が生まれている。「連携促進デスク」の新設により、さらなる提携事例の創出をめざす。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通