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2019年03月19日

【物 流】SGL 経路案内ソリューションを導入し倉庫内の生産性の向上に成功


佐川グローバルロジスティクス(SGL)はサトーの提供する倉庫の経路案内ソリューション「Visual Warehouse」導入により倉庫内のピッキング業務が効率化し、生産性を向上させた。

物流業界では、物流量の増加によって倉庫での人手不足や人材の多様化・流動化が進行しており、その中での生産性の向上の為には作業者や教育者の負担の減らし、より正確で効率的な業務が必要となってきている。

佐川グローバルロジスティクスでは、サトーの倉庫内の作業動線を見える化・最適化するナビゲーション「Visual Warehouse」を導入し、生産性の向上に取り組んだ。

「Visual Warehouse」はピッキングの経路における最短距離を「画像」と「音声」で指示するナビゲーションシステムであり、作業者が端末で宣言した現在地情報と在庫商品の座標情報をもとに、ゴールまでの最短移動経路を仮想マップ上で割り出して指示を出す。従来では移動経路の選択は作業者任せになっていたため、ベテラン作業者の生産性が突出して高くなっていたが本システムを利用することで、経験の浅い作業者でもベテランと同等の作業効率を実現することが可能となる。初心者・上級者の違いがなくなることで短時間勤務者、高齢者などの多種多様な人材の雇用促進を図ることができ、生産性の変動もなくなるために効率的な現場運営が可能となる。佐川グローバルロジスティクスでは、作業者1時間当たりのピッキング行数が、導入前に比べて約23%の生産性の向上につながっている。

両社ではこの成果をもとに「Visual Warehouse」の導入区画の拡大・ピッキング以外の用途への活用検討に加えて、様々なIT/IoTツールを組み合わせて相乗効果を高め業務改革につなげることを目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者