<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ次のエントリ >>
2019年03月01日

【物 流】パナソニック 自律走行・低床型搬送ロボットを販売開始


平成31(2019)年2月27日、パナソニックは主に物流倉庫内で活躍する自律走行・低床型搬送ロボット「STR-100」の販売を開始した。

昨今の物流業界では、ネット通販などの急拡大によって宅配便の取扱件数が爆発的に増加する一方で人手不足が深刻化している。また、物流倉庫でのカゴ台車の移動には多くの労働力が必要であることや、現場での重量物の搬送中に発生する労働災害なども課題となっている。このような背景から倉庫における省人化や自動化のニーズが高まっており、パナソニックでは同製品の開発に至った。

「STR-100」は床面の工事やカゴ台車の改造といった大きな追加投資を必要とせず、走行ルートの変更にも柔軟に対応でき、最大搬送質量は800kgで高出力も実現している。
また、電子地図を基に高精度な自動走行を行うほかに、搬送対象のカゴ台車の位置をロボットが認識して自動的に台車の下へ進入し、持ち上げて固定する自動把持機能を有している。

さらに、専用の群制御システムソフトを用いることで、同社独自のアルゴリズムによる複数の分岐ポイントを同時制御し、最大100台の搬送ロボットを衝突なく同時動作させることが可能となる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連