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2019年02月14日

【物 流】東芝テック IoTを活用した国内消費材サプライチェーン効率化の実証実験開始


東芝テックは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業で、「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業(国内消費財サプライチェーンの効率化)」の実証実験を2019年2月12日から2月28日にかけて実施する。

実証実験では流通市場のサプライチェーンにおいて、電子タグ(RFID)と情報共有サーバー(EPCIS)を用いた情報共有システムを構築し、生活者を含むメーカー、卸、小売事業者の双方向による情報連携を実施。また、同社が構築した電子レシートの仕組みを通じて、消費者へ消費期限などの商品情報を配信する。

メーカーから消費者までのシームレスな商品・流通情報基盤を構築することにより、メーカーはタイムリーな流通在庫、商品を購入した消費者情報などを活用した新たなマーケティングの可能性、そして小売現場では在庫管理の効率化や食品ロスの削減効果について検証していく。

■実施項目■

1.サプライチェーンの事業者間の連携
メーカーや物流センターで実験対象商品に電子タグを貼り付け、流通過程で入出荷される際に電子タグを読み取って実験用に構築した情報共有システムに蓄積することで、在庫情報を可視化する。2018年度は実験に協力するモニター家庭でも電子タグを読み取ってもらい、家庭内の活用方法や新サービスについても検討する。

2.店舗と生活者との連携
協力先のコンビニエンスストア及びドラッグストアにおいてダイナミックプライシング(賞味・消費期限の迫った商品を購入すると現金値引きまたはポイント還元を行う旨を実験参加者に通知することで食品ロス削減を促す取組)と広告最適化(商品棚に設置されたサイネージから当該商品の情報等を流す取組)を検証する。

3.電子タグを用いた家庭内サービスの体験
IoTによって新たに生まれる家庭内サービスのアイデアを「東京ガス横浜ショールーム」に展示する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| IT関連