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2019年02月06日

【環 境】日本郵船 バイオ燃料での試験航行に成功


日本郵船が運航するばら積み船「FRONTIER SKY」は、世界的な鉱業会社BHP Billitonとバイオ燃料の製造会社GoodFuelsの協力のもと、ロッテルダム港でバイオ燃料を補油し、欧州域内で同燃料を使用した試験航行を実施した。

バイオ燃料は再生可能な生物由来の有機性資源(バイオマス)を原料に、発酵、搾油、熱分解などによって作られた燃料で、燃焼時に二酸化炭素を排出するものの、原料作物の成長過程において二酸化炭素を吸収しているため、その排出量はゼロとカウントされ、石油燃料の代替物として世界中で注目されている。さらに、硫黄酸化物の排出が極めて少なく、2020年から強化される船舶燃料油の硫黄分濃度規制にも十分対応することができる。

また、今回の試験航行ではブロックチェーン技術が試験的に用いられた。今後、ブロックチェーン技術の活用により、舶用燃料のトレーサビリティー(安全性を確保するため、加工・製造・流通などの過程を明確にすること)の強化や、燃料供給におけるサプライチェーン全体の品質管理向上が期待できる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 環境配慮型輸送用機器【内容】