2019年02月01日
【環 境】ガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンで正味最高熱効率５０％超を達成
京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学らの研究グループは、乗用車用のガソリンエンジンおよびディーゼルエンジンともに、正味最高熱効率50％を上回ることに成功した。
現在、市場に出ている乗用車のエンジンの熱効率は40％程度である。今回の研究では、ガソリンエンジンでは超希薄燃焼（スーパーリーンバーン）、ディーゼルエンジンについては高速空間燃焼の実現に成功した。さらに両エンジンに共通する損失低減のための研究開発によって、機械摩擦損失の低減技術、ターボ過給システムの効率向上技術、および熱電変換システムの効率向上技術を開発した。これらの技術を統合した結果、ガソリンエンジンでは51.5％、ディーゼルエンジンでは50.1％の正味最高熱効率を得ることができた。
この研究成果は、今後数十年間は主流と予測されている内燃機関を搭載した自動車による環境負荷を低減し、世界の二酸化炭素（CO2）排出量の削減に貢献する。
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投稿者：gotsuat 09:50| 低公害車・低燃費車関係【内容】
