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2018年11月14日

【流 通】高齢者のQOL維持・向上を目的に「コミュニケーションサービス」の実証実験


セコムとユカイ工学は、東京・杉並の「セコム暮らしのパートナー久我山」のサービス提供エリアで、ユカイ工学のコミュニケーションロボット「BOCCO」を活用した高齢者のQOL(生活の質)の維持・向上を目的とする「コミュニケーションサービス」の実証実験を開始する。

セコムは2015年4月に、くらしの相談窓口「セコム暮らしのパートナー久我山」を開設し、高齢者やその家族、地域住民が抱える暮らしのトラブルにワンストップで対応する自宅生活サポートサービス「セコム・マイホームコンシェルジュ」を提供している。一方、ユカイ工学は、家族間のコミュニケーションを支援するコミュニケーションロボット「BOCCO」を開発し、「BOCCO」および「BOCCO」と連動する「鍵センサ」や「人感センサ」などから得られる利用者情報を家族のスマホに通知する機能を実現している。

セコムは2017年10月より「セコム・マイホームコンシェルジュ」のサービス品質向上を目的に、「セコム暮らしのパートナー久我山」のスタッフによる、「BOCCO」を通じた“定期的な挨拶"や“状況に合わせた声かけ"を試行的に開始した。利用者からは高評価を得ており、高齢者が抱える課題(服薬や孤独など)の解決にも一定の効果があることが確認されたことから、よりQOL向上に有効な「コミュニケーションサービス」を提供するためにユカイ工学と実証実験を開始する。

今回の実証実験では、利用者・家族・関係者の意見・感想や生活実態データなどを収集・分析することで、効果的なコミュニケーション方法(メッセージ内容・タイミングなど)の確立、コミュニケーションをより活性化させるコミュニケーションロボットやセンサーの機能改善や多くの高齢者に「コミュニケーションサービス」を提供するための運用システムの構築など、新しい「コミュニケーションサービス」の実現を目指す。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通