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2018年11月02日

【知 識】兵庫県とYahoo!JAPAN 南海トラフ地震を想定した「津波一斉避難訓練」を実施


兵庫県とYahoo!JAPANは、2018年11月5日の「津波防災の日」に、スマートフォン向け防災通知アプリ「Yahoo!防災速報」の機能「訓練モード」を活用して、南海トラフ地震の発生に備え、浸水想定区域内における避難に特化した「津波一斉避難訓練」を実施する。

「Yahoo!防災速報」アプリは、緊急地震速報受信時、取るべき具体的な行動をプッシュ通知したり、該当する災害に対応した避難場所を表示したりするなどのリニューアルを2018年3月に行うなど、「防災通知」のみならず「災害に備える」サービスを目指している。

兵庫県とYahoo!JAPANは、「災害に係る情報発信等に関する協定」を2018年5月に締結し、県内の緊急災害情報や避難所の開設状況などを、「Yahoo!防災速報」を通じてユーザーに通知する「自治体からの緊急情報」の提供を2018年8月より開始するなど、県内の災害情報の発信をともに強化してきた。インターネットの特性を活かし、きめ細かくタイムリーな災害情報を住民に伝達することを目指している。

政府の地震調査研究推進本部によると、南海トラフ巨大地震は今後30年で70〜80%の確率で発生すると言われている(※1)。また、南海トラフ巨大地震が発生した場合、兵庫県内だけで死者が約2万9,100人、このうち、津波による死者が約2万8,000人と全体の約96%を占め、さらに、都市部を中心に帰宅困難者は最大で約59万1,000人になると想定されている(※2)。一方、適切な避難を行えば、津波による死者は、かぎりなくゼロにすることができると言われている。3回目となる2018年の「津波一斉避難訓練」は、兵庫県から災害情報を通知し、県民の身を守る行動や災害時の備えについて確認する。南海トラフ巨大地震を想定し、市町や学校、民間企業等へ連動した訓練を実施するよう促進する。

※1 地震調査研究推進本部
※2 兵庫県(平成26年3月)「兵庫県南海トラフ巨大地震・津波被害想定」

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投稿者:gotsuat 09:35| 知識