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2018年11月02日

【環 境】出光興産 徳山事業所でバイオマス発電事業検討


出光興産は徳山事業所(所在地:山口県周南市)において、バイオマス発電所の事業化検討を開始した。

徳山事業所は、1957年に出光興産で初めての製油所として操業を開始した。それから57年後、2014年3月にエネルギー供給構造高度化法に伴い石油精製機能を停止し、現在は化学事業の主力拠点として競争力強化に向けた取り組みを実施している。

今回のプロジェクトは製油所跡地と既存の地域インフラを利用するものであり、今後同事業所は、新たに地球温暖化防止を目的とした非化石エネルギーの活用拠点としても生まれ変わる予定である。

同プロジェクトは発電出力が5万kWと大型であるため、営業運転開始後暫くは、燃料として再生可能エネルギーである輸入木質ペレットとパーム椰子殻(PKS ※)を使用する。中長期的には間伐材や製材端材等、国産材へのシフトを進める予定である。これにより、環境保全に配慮した持続可能な森林づくりと林業再生、地域振興、循環型経済の構築と発展を目指す。

※PKS(Palm Kernel Shell)
パーム椰子の殻の部分。パーム油を生産する過程で発生する農作物残さ廃棄物

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】