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2018年10月31日

【環 境】ジーンズ加工工程の水使用を最大99%削減する技術を開発


ファーストリテイリングは、米国カリフォルニア州ロサンゼルスのジーンズ研究・開発施設「JEANS INNOVATION CENTER(ジーンズイノベーションセンター)」で、ジーンズの加工工程の水使用量を最大99%、平均90%以上削減する技術を開発した。同社はユニクロで平成30(2018)年秋冬シーズンからメンズレギュラーフィットジーンズに、J Brandでも同シーズンからサステナブル・カプセル・コレクションに、この技術を導入する。平成31(2019)年には、両ブランドがこの技術で同社グループのジーンズ全生産量の約3分の1に相当する約1,000万本のジーンズを生産するほか、平成32(2020)年までに、グループ傘下の全ブランドで生産・販売するジーンズにこの技術を導入し、生産を拡大していく。

この技術はナノバブルやオゾンでジーンズを洗うウォッシュマシーンと、ジーンズデザイナーの熟練技術をかけ合わせることで、品質やデザインを保ちながら、従来の生産方法に比べ、加工工程の水使用量を大幅に削減する。ユニクロはこの技術を取り入れることで、メンズレギュラーフィットジーンズの加工工程で使用する水の量を、従来に比べて最大99%、平均90%以上カットすることに成功した。この技術の導入による水の削減量を、平成32(2020)年に生産予定の約4,000万本のジーンズで試算すると、従来の生産方法に比べて約37億リットル削減することができ、これは国際基準プールの容積で換算すると約1,500杯分に相当する。また、加工工程で使用する軽石を半永久的に使える人工石に変えることで、水質汚染を軽減するほか、伝統的な生産方法では手作業で行ってきた「擦り」の工程にレーザー機械を導入することで、工場従業員の負担も軽減する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:50| 3R活動・廃棄物処理【内容】