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2018年10月31日

【物 流】効率的な配送の実現を目指して、ドローンによる荷物配送がスタート


国土交通省は日本郵便から飛行申請のあった福島県小高郵便局〜浪江郵便局の約9km間におけるドローンでの荷物配送(目視外補助者無し飛行)を承認した。

ドローン等の無人航空機については、平成30(2018)年9月に航空法に基づいて飛行の許可承認の審査要領が改正され、無人航空機が目視外飛行を補助者無しで行うために必要な機体性能や飛行経路下の安全対策等について要件が明確化された。

その際に定められた要件について、全般的要件には「飛行場所は第三者が立ち入る可能性の低い場所(山、海水域、河川・湖沼、森林等)を選定すること。」や「不測の事態が発生した場合を備え、緊急時の実施手順を定めていること。」等が定められており、個別要件として@第三者の立入管理、A有人機等の監視、B自機の監視、C自機周辺の気象状況の監視、D操縦者等の教育訓練等を満たすよう求めている。

今回承認を受けた事案は、同15日に東京航空局に申請のあった、無人航空機による郵便局間の荷物配送に向けた目視外補助者無し飛行で、飛行日時は同29日からの1年間となっており、今後本番環境にて最終的な試験飛行を経た後、その結果を踏まえた運航が予定されている。

また、同省にて公募を行った無人航空機による荷物配送の検証実験の一つとして、日本郵便も参画する郵便事業配送効率化協議会が、同地域で検証に必要なデータを同11月5〜6日に取得し、調査受託者が費用対効果等の検証を予定している。

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投稿者:gotsuat 09:45| 行政関連