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2018年10月31日

【流 通】札幌市内で人追従・自走式搬送ロボットによる国内初の公道実証実験を実施


ソフトバンクグループのリアライズ・モバイル・コミュニケーションズとセイノーホールディングス子会社ココネットは、札幌市の狸小路商店街(通称)において、国内初となる公道(※)での人追従・自走式の搬送ロボットを活用した実証実験を実施した。

EコマースなどのITを活用した商取引の成長に伴う配送需要の増加や、高齢者や外国人観光客への買い物支援、災害時の物資搬送などの物流に関する社会課題に対応するため、ロボットによる配送インフラの社会実装が世界中で期待されている。リアライズ・モバイルとココネットは、これまでにも屋外私有地や商業施設内などで搬送ロボットの有用性や安全性などを検証してきた。

今回、ドイツやフランスなどですでに公道走行の実績のあるロボット2台を活用し、北海道経済部産業振興局産業振興課、No Maps実行委員会、NPO法人ポロクルと合同で、買い物支援をテーマに、公道で実証実験を行うことで、走行データを取得して分析し、自動で走行する搬送ロボットの社会実装に向けた取り組みを前進させる。なお、実証実験は、北海道札幌方面中央警察署の指導の下、保安要員を配置して安全性に十分配慮した上で実施する。

今回の実証実験では、リアライズ・モバイル・コミュニケーションズが搬送ロボットの提供と追従・自律走行システムの運用支援を、ココネットが買い物支援サービスのデモンストレーションと公道における安全保安を行う。今後両社は、実証実験で得られた知見を生かして、ロボットを遠隔で操作・管理するシステムやロボットを活用した配送サービスの商用化に取り組み、ロボットと共生する世界の実現を目指す。

※ 歩行者専用通行道路

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通