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2018年10月22日

【アジア】AGC タイでクロール・アルカリ事業の生産能力増強を検討開始

AGCは東南アジアにおけるクロール・アルカリ事業拡大の一環として、タイのグループ会社ビニタイ社の生産能力増強の検討を開始し、現地環境当局に環境影響評価の申請手続きを開始した。申請において環境影響評価の前提となる増強後の年間生産能力は、苛性ソーダ59万トン(現在37万トン)、塩化ビニルモノマー(VCM)83万トン(現在40万トン)、塩化ビニル樹脂(PVC)86万トン(現在30万トン)としている。今後能力増強の検討を継続し、環境影響評価の審査結果を踏まえて、最終的な判断を行う予定にしている。

AGCの東南アジアにおけるクロール・アルカリ事業は、インドネシア、タイ、ベトナムで展開している。タイでは、2017年にビニタイ社を買収し事業基盤を大きく拡大した。また近隣にあるグループ会社AGCケミカルズ・タイランド社とのシナジー効果を高めるべく、電解から発生する塩素の配管を両社間に敷設し原料面での融通を計画するなど、一体運営に向けた各種取り組みが進行している。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア