<< 前のエントリ合通ロジのトップページへ
2018年08月24日

【物 流】JR貨物輸送動向 (2018年7月分)


JR貨物の平成30(2018)年7月の輸送動向は、同月発生した豪雨及び台風7号、12号の接近・上陸の影響により、高速貨1,655(昨年263)本、専貨29本が運休となった。豪雨により不通となっている山陽線については、トラック・船舶による代行輸送を実施している。
 
コンテナ実績は、1,257千トン(前年比32.1%減)と豪雨の影響が如実に表れた。品目別輸送では、山陽線・予讃線・伯備線が不通となった影響により、全品目で前年実績を大きく下回った。特に、九州・中国地区に生産拠点を持つ自動車部品(本年実績41千トン、同比43.7%減)、紙・パルプ(同実績150千トン、36.3%減)、化学工業品(同実績115千トン、同比35.8%減)、化学薬品(同実績82千トン、同比34.9%減)の輸送や九州・中国地区間の積合せ貨物(同実績153千トン、同比32.7%減)、食料工業品(同実績252千トン、同比30.4%減)が大きく影響を受けた。
 
車扱いが710千トン(同比6.6%増)で前年比を上回った。品目別に見ると、石油が同年6月下旬に価格上昇したことに加え、厳しい暑さでガソリンの消費も増加したことから465千トン(同比8.1%増)と好調な荷動きとなった。また、セメント・石灰石は130千トン(同比15.8%増)と堅調に推移した。

コンテナ・車扱の合計では、1,967千トン(21.9%減)となった。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:45| 物流事業者