2018年08月29日
【アジア】五洋建設 シンガポールで大型道路トンネル工事受注
五洋建設はシンガポール陸上交通庁（LTA,Land Transport Authority of Singapore）からノースサウスコリドー高速道路（NSC）のN105工区をフランスのBachy Soletanche Singapore社と共同で受注した。ノースサウスコリドー高速道路はシンガポールの南北を縦断する全長約21.5kmの高速道路で、北側は高架橋、南側は市街地の一般道路の地下に道路を建設する工事となっており、N105工区は南側の地下高速道路(全長1km、片側4車線)を建設する。
N105工区の地上部は、病院・学校・ショッピングセンターなど様々な建物が隣接している交通量の多い繁華街に位置し、地下部分においては、工区内を既設のMRT（地下鉄）が横断しており、MRTと高速道路が交差する箇所があるため技術的に難しい。
同工区の入札においては、価格よりも技術（設計および施工方法）に高い評価を与える選考方法が採用された。五洋建設は最も技術的に困難な既設MRTとの交差箇所で日本の技術を用いた施工方法を提案したことと、同社のこれまでの実績が認められ、各国建設会社との競争入札で受注に至った。現在、シンガポール陸上交通庁発注のMRTトムソンイーストコースト線のオーチャード駅及び隣接トンネル建設工事であるT219工区においても、五洋建設はBachy社と共同で施工しており、この工区における高水準の施工管理、安全管理の実績も評価された。五洋建設は1964年にシンガポールに進出して以来、数々の大型プロジェクトに参画してきた。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:30| アジア
