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2018年08月20日

【流 通】タニタ 靴や靴下を脱がずにはかれる両手間計測体組成計発売


タニタは靴や靴下を脱ぐことなく、そのまま乗って計測できる施設向けの両手間計測体組成計「DC−13C」を発売した。一般的な体組成計が足から電流を流して計測するのに対し、DC−13Cは手から電流を流して計測する方式を採用した。靴や靴下など履物を脱がずにはかれる体重計一体型の両手間計測体組成計の商品化は国内で初めて。靴などを脱いではだしになることが不要なため、計測の準備から終了までの「トータル計測時間」をこれまでの体組成計と比較して半分以下(※)の40秒に短縮した。これを生かして大人数を効率よく計測することができることから、公共施設やイベント会場、健康経営に取り組む企業のオフィスや工場などでの利用が見込まれる。

体組成計はからだに微弱な電流を流し、その通りにくさ(電気抵抗値)をはかり、電気抵抗値を医療機関などで使われるさまざまな機器で計測した膨大な身体情報から導きだされた推定式に当てはめて体組成の値を算出している。医療機関やフィットネスクラブなどで使用される施設向けの体組成計は、両手両足間に電流を流すタイプや、両足間に電流を流すタイプが主流となっている。これらは高い精度ではかれるというメリットがある一方で、近年導入が進む健康寿命の延伸に取り組む自治体などの公共施設や健康経営へ取り組む企業などでは、靴の着脱など計測準備に時間がかかることがネックとなり、利用されにくい側面があった。DC−13Cはこのような課題を解消し、簡便に体組成計をはかれるようにすることで、幅広い層へ計測機会を提供する。

※ タニタ製の両手両足から電流を流して計測する「MC−980Aplus」のトータル計測時間(靴の着脱など計測前後の準備を含む計測時間)約2分、両足間で計測する「DC−430A」のトータル計測時間約1分30秒との比較

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通