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2018年08月06日

【流 通】アビーム 倉庫運営をリアルタイムデータに基づく最適化支援する機能を追加


アビームコンサルティングは、物流センターを運営する企業を対象に提供する倉庫運営の最適化を実現するソリューション「ABeam Predictive Warehouse Management(以下 PWM)」の運営適正化機能に、「パターンマッチングモジュール」を新たに追加しソリューションを拡充した。

労働人口の急激な減少や働き方改革を背景に、物流倉庫においてはIoTやAIといったデジタル技術の活用や物流センターにおける人員の適正配置など、様々な業務改革が実践されている。特に昨今のデジタル技術の進展により、倉庫内の在庫状況や設備情報、人員配置情報といった様々なデータがリアルタイムで取得可能になる一方、取得したデータに基づいた庫内オペレーションの改善や運営を最適化するためのアクションプランの立案、実行までには一定の時間を要し、改善すべき課題は多く残されている。

今回新たに追加された「パターンマッチングモジュール」は、(1)現場から収集される作業、人員や設備、ロボットなどの稼動データをベースに現場の稼動状態をリアルタイムにパターン化し、(2)事前に定義されたパターンテーブルとマッチングを行い、(3)合致したパターンに定義されたアクションを導き出し、リアルタイムに現場の稼働を改善するための機能です。パターンテーブルには、倉庫内で起こりうる様々な状態を実績データに基づき分析した稼動パターンと、その状態に対する最適なアクションが定義されています。例えば、工程ごとの基準値に対する進捗率、稼働率、滞留状況などの情報からリソースの過不足をリアルタイムに判断し、人員を適切な工程に配置変更するといったアクションを現場にすぐに指示することができるようになる。

今回の機能拡充により、従来のシミュレーション手法で発生していたタイムラグを解消し、現場の稼働状況に合わせたリアルタイムな意思決定が可能になる。倉庫内で発生する課題に合わせて、「パターンマッチングモジュール」とシミュレーション手法を使い分ける、若しくは組み合わせることで、倉庫内の適正な運営を支援する。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通