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2018年07月30日

【アジア】トヨタ・モビリティ基金 ベンガルールで渋滞緩和等を目指すプロジェクト実施

トヨタ・モビリティ基金(以下 TMF)は、ワールド・リソース・インスティチュート(以下 WRI)と共に、渋滞緩和を目指し、インド・カルナタカ州ベンガルールで、二輪車のレンタルサービスや四輪車のライドシェアサービスを実施し、地下鉄駅へのアクセス性向上に取り組むプロジェクトを、2018年8月から1年間実施する。TMFでは、2017年ベンガルールで交通渋滞の緩和を目指し、地下鉄駅利用者の増加に向けて、駅へのアクセスを向上するプロジェクトを実施し、アイデアコンテストで選ばれた複数のソリューションを試行した。

その評価結果を基に、今回のプロジェクトでは、キーレスエントリーの電気スクーターや、電気自転車のレンタルサービスと、電気自動車やミニバン(12人乗り)によるライドシェアサービスを導入する。また、周辺の土地利用や開発状況の違い等によるニーズの違いに合わせたソリューションの構築に向けて、住宅地、商業地、工業地といった異なる特徴を持つ地域にある6つの駅において取り組みを実施する。さらに課金方法などの様々なビジネスモデルを試行し、市民にとって使いやすいサービスのあり方を検証し、プロジェクト終了後には得られた学びをまとめ、今後、地下鉄駅へのアクセス課題解決の参考になることを目指し、政府や鉄道事業者等の関係者と共有する。

また、TMFでは2017年のベンガルールでのプロジェクトを他の6つの都市で実施することを決定しており、最初の都市としてハイデラバードでのプロジェクトを2018年6月から開始している。インド国内で大規模輸送システムとその周辺環境が整備され、市民にとってシームレスでストレスのないモビリティシステムの実現に向けて、これらの活動が寄与することを目指す。

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投稿者:gotsuat 09:30| アジア