2018年07月30日
【流 通】アシックスとno new folk studio 「スマートフットウエア」を共同開発
アシックスは、no new folk studioと歩数や歩行速度、足の傾きなどのデータを記録できる「スマートフットウエア」を共同開発する。完成したシューズは、三菱UFJ信託銀行が2018年8月から実施する情報信託プラットフォームの実証実験で使用される。
no new folk studioは2014年10月に創業したスタートアップ企業で、モーションセンサーや通信機能を備えた靴型ウェアラブルデバイス「スマートフットウエア」の「Orphe（オルフェ）」の開発などを行っている。
今回は、no new folk studioが開発した足の動きをデータ化するセンサーモジュール「ORPHE CORE（オルフェコア）」を靴底に挿入できるシューズをアシックスが開発する。シューズは、着用感への影響がほとんどなく歩行や走行中の速度や接地状態、運動時間などさまざまな情報が取得できるようになっており、蓄積されたデータは対応するアプリで確認できる。
開発したシューズは、三菱UFJ信託銀行が実施する情報信託プラットフォームの実証実験の被験者に、2018年11月以降に提供する予定になっている。被験者には最大1か月間シューズを着用し、得られたデータは、アシックスとno new folk studioが共同で解析する。
解析したデータは、アシックススポーツ工学研究所で今後のシューズ開発や運動機能向上のためのサービスの研究などに活用する。将来的には、利用者の特徴や生活習慣により適したシューズや各種サービスの提案への活用も期待できる。
※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です
投稿者：gotsuat 09:35| 知識
