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2018年07月11日

【環 境】大成建設とグリーンエルム 地域環境に適した緑地創出する「群集マット」開発


大成建設と苗木生産会社のグリーンエルムは、地域環境に適合した在来種(※1)植物を組み合わせた「群集(※2)マット」を共同で開発した。都市部の外構計画において、多様な草を予めマットで育成することにより、その地域に適合した良質な緑地を容易に創出することが可能となる。

従来は現場で植物の苗を個別に植えるため、竣工時点で植栽密度が低いことから景観が優れず、また植栽の隙間部分に外来種が侵入することにより除草等の管理に多くの手間がかかるという課題があった。これらの課題を解決するため「群集マット」が開発された。

群集マットの特徴は以下のとおりである。
@安定性・持続性に優れた緑地創出が可能
Aマット化により、竣工時の景観向上に貢献
B凹凸型トレーにより、良質な「群集マット」の育成が可能
C地域の生物多様性に貢献


※1 在来種
ある地域に従来から生息・生育している固有の植物の種類で、「外来種(植物の場合は帰化植物ともいう)」に対して用いられる。一般的に、災害や人為的に壊された生態系、植生など自然の回復には、気候風土に適合しているこれらの種類を用いるのが良いとされている

※2 群集
植物社会学における群落分類の基本単位。群集ごとに高木層〜亜高木層〜低木層〜草本層が規定されている

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】