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2018年06月27日

【知 識】NTT東日本とアースアイズ 小売店舗向け万引き防止AIサービスを提供


NTT東日本とアースアイズは、AIの活用により小売業界における万引き被害の削減と店舗業務の効率化を推進することを目的に業務提携した。これに合わせて、両社は最新型のAIカメラを活用した小売店舗向け万引き防止AIサービス「AIガードマン」を2018年6月下旬から提供する。

AIガードマンは、不審行動を検知できるAIを搭載したカメラが、来店客の不審行動(うろうろ、きょろきょろなど)を逃さず検知し、AIクラウドから店員がもつスマートフォンに検知情報(検知場所、静止画など)を通知するサービス。通知を受けた店員が不審者に声がけすることで、万引き防止に活用することができる。通常の防犯カメラでは店員や警備スタッフが映像を確認する必要があるが、人間の代わりに「AIガードマン」が不審行動を監視することで、効率的な声がけが可能となる。

万引き被害額は推計で年間4,000億円以上(NTT東日本調べ)にのぼり、小売業界の大きな経営課題となっている。万引きは財務面で経営を圧迫するだけでなく、万引きを防止するための人員の配置など、店舗の業務負荷を増やす一因でもある。

このような課題に対し、AIで不審行動を検知する技術を持つアースアイズは、従来から万引き防止のためのシステムを提供してきたが、全国に展開する大手小売店への導入拡大に向けて、販売だけでなく施工、保守運用までワンストップで提供できるパートナーを探していた。一方で、NTT東日本はネットワークサービスで培ってきた技術力や運用ノウハウをAIやIoTなどの新しい技術に応用したサービスを提供することで、社会課題の解決に取り組んでいる。このような背景から、それぞれの得意分野を活かすことで小売業界の課題解決に寄与できると考え、業務提携に至った。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識