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2018年06月18日

【環 境】日立造船 メガワット級大型固体高分子型水素発生装置を開発


日立造船は、メガワット級発電施設において余剰電力の貯蔵を可能にす200N立方m/hの水素を製造できる大型固体高分子型水素発生装置(以下、同装置)を開発した。

水素発生装置は、水を電気分解し高純度の水素を製造する。風力発電や太陽光発電など、再生可能エネルギーによって生み出された電力の余剰分を、水の電気分解により水素として貯蔵することができる。同装置は、国内最大となる200N立方m/hの水素製造能力を有し、メガワット級の電力変換に国内で初めて対応した。心臓部である電解槽の大型化は、日立造船の持つ電解技術とフィルタープレスの技術を融合させることにより、開発に成功した。また、40フィートコンテナに収納した可搬式であるため設置コストが安価である。

2018年度、同社柏工場において性能確認試験や耐久性試験などの実証実験を行った後、2019(平成31)年度から本格的に販売を開始する予定である。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】