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2018年06月11日

【知 識】三井物産・ヤフー・ぴあ ダイナミックプライシング事業の合弁会社を設立


三井物産とヤフーは需要と供給に応じて価格を変動させるダイナミックプライシング事業を行うダイナミックプラスを設立した。また、ダイナミックプラスには国内最大手のチケットエージェントである、ぴあ も出資参画し、業務提携契約を締結した。

IoT、デジタルトランスフォーメーションの機運の高まりによって、欧米では機械学習などAI技術を使い、リアルタイムに価格を変動させるダイナミックプライシングが様々な業界で導入されてきている。ダイナミックプライシングでは、商品、市況、天候、個人の嗜好などに関するビッグデータをクラウド上のプラットフォームで迅速に分析し、需要の予測を基に価格の上げ下げを自動的に行うことで顧客のニーズに即応し、併せて収益向上に役立てることができるとされている。

三井物産は2017年からエンターテインメントのチケット分野でヤフーとは福岡ソフトバンクホークスと、ぴあとは東京ヤクルトスワローズと連携し、需要状況に即した観戦チケットの価格変動の実証実験を実施、事業化に向けた準備を進めてきた。こうした実績をもとにダイナミックプラス設立を決めたもので、同社を通じてエンターテインメント分野でのダイナミックプライシング事業を共同運営することを皮切りに、今後はホテル、駐車場、物流などサービス型ビジネスを提供する業界に向けて事業展開していく。主な事業概要は以下の通り。

(1) コンサート、スポーツ、テーマパーク、催事等の各種興行チケットへのダイナミックプライシングサービスの提供
(2) ホテル、配送、駐車場等のサービス産業に対するダイナミックプライシングサービスの提供

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識