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2018年06月08日

【環 境】日本電産ASI 新世代電気自動車向け超急速充電システムを開発


日本電産ASIは近い将来大きな成長市場として期待される電気自動車市場の発展の一助となる革新的なウルトラファストチャージャー(UFC、超急速充電システム)を開発した。これは充電スタンドと国内配電網の間に設置する新システムで、世界最高クラスの充電速度で充電時間を短縮するとともに配電網への負担を低減する。

既に一部の国や市場、特に都市部において電気自動車はエネルギー革新を実現する持続可能な移動手段として普及しつつあるが、地方を含めた本格的な普及には、充電システムのインフラ整備は重要なポイントのひとつとなっている。

今回日本電産ASIが開発したウルトラファストチャージャーは、充電スタンドからの増大するエネルギー需要に応えるとともに、配電網の安定性を最大限に維持する最新ソリューション。ウルトラファストチャージャーは、既存配電網と充電スタンド間の緩衝機能として作動する、最新式電力制御システムと160kWhの蓄電池を搭載した。低・中圧の既存配電網と接続でき、320kWで車輌へ充電しても電力網には僅か50kWの負荷しかかけず、配電網の6倍を超える電力を供給する事が出来る。これにより、15分以下で標準的な新世代電気自動車のバッテリーを80%まで充電し500kmの走行を可能にする。さらに、2台同時充電や1台ずつの3連続充電ができ、効率性は95%と充電時のロスは最小限に抑えられている。システムのサイズが2.48m3と小型であることも、電気自動車市場の拡大にとって好条件であるといえる。

日本電産ASIの充電システムは、配電網からも太陽光などの再生エネルギー源からも電力を供給できるほか、電気自動車への充電に加えて配電網への電気供給者にもなり得るといった双方向の利用ができる。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】