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2018年06月05日

【流 通】大東建託 花粉やPM2.5の住宅侵入を抑制する「給気口用フィルター」を開発


大東建託は花粉やPM2.5の住宅侵入を抑制する「給気口用フィルター」を開発し、平成30(2018)年6月1日より同社が新たに建築する賃貸住宅への設置を開始した。

日常生活において、日々健康に過ごすためには快適な住環境が必要不可欠である。同社では、入居者の快適な暮らしをサポートするため、東京都市大学の近藤靖史教授の指導のもと、平成26(2014)年から住宅の性能向上に向けた研究開発を行ってきた。

大東建託の「給気口用フィルター」は、従来の不織布フィルターに加え、帯電フィルター(※1)を搭載した二重構造になっている。これにより、花粉除去率は90%以上(従来のフィルターは63%以上)、PM2.5除去率は68%以上と、粒子径2.5μm以下の微粒子の除去率が上がる(※2)。

給気口用フィルターの本格運用に向け効果を実証するため、ボーケン品質評価機構(※3)にて、花粉通過性試験を行い、花粉の通過率を測定した。その結果、帯電フィルターを搭載した同フィルターの花粉通過率は、従来の不織布フィルターに比べ、約50分の1という試験結果となった。

※1 帯電フィルター
帯電した繊維でできているフィルター。静電気の力を併用して花粉などを除去する。

※2 花粉はスギ花粉粒子径20μm〜40μm、PM2.5は粒子径2.5μm以下。 花粉除去率の測定方法は質量法による。PM2.5除去率の測定方法は、JACA(公益財団法人日本空気清浄協会)「PM2.5に対するフィルタ捕集率評価指針」による。

※3 ボーケン品質評価機構
繊維製品の輸出振興と品質向上を目的として、1948年に商工省(現在の経済産業省)の許可を得て設立。繊維を中心とした試験・研究を行う総合的試験機関。主に天然繊維や化学繊維原料から各種最終繊維製品までの試験、検定を行っている。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通