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2018年06月05日

【知 識】NEDOと川崎市 起業家支援のワンストップ拠点に関する覚書を締結


NEDOと川崎市は「起業家支援のワンストップ拠点に関する覚書」を締結した。両者はベンチャー企業の発掘から成長支援までを目的に、2019年3月(予定)に支援拠点「Kawasaki-NEDO Innovation Center(K-NIC)」(仮称)を川崎市内に設置する。

支援拠点には、起業経験者、投資家、知財やマーケティングなどさまざまな専門家による相談窓口、NEDOと川崎市の各種支援事業の相談窓口、ピッチイベント等の交流機会といった機能を集約する。

起業家を次々に生み出す好循環の仕組みを構築し、イノベーションの創出による経済の活性化や雇用の拡大を目指す。NEDOが自治体と起業家支援の拠点を初めて設置する。

NEDOは研究開発型ベンチャーや新事業の創出を目指す起業家に研究開発事業の支援や事業化に向けた専門家による助言提供等を実施し、2015年度にはその実施拠点として「NEDO Incubation Center」を開設している。さらなる起業家の発掘に向けて、相談窓口の充実を検討していた。

川崎市は約400の研究開発機関が集積していることに加え、25〜44歳の起業希望者も増加し、有望な起業家やベンチャー企業が生まれる潜在性が高まっている。力強い産業都市として持続的な経済成長を図るため、イノベーションを創出する起業家を次々に生み出す拠点を必要としていた。

そこで、NEDOと川崎市は、2016年6月に締結した先端的技術や中小・ベンチャー企業の発掘・育成などに関する協定を踏まえ、起業家向けワンストップ支援拠点の設置に向けて連携するための覚書を締結した。NEDOが実施する研究開発型ベンチャー支援と、川崎市が行う起業家支援を、新たに1つの支援拠点のもとで連携して取り組む。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:35| 知識