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2018年06月04日

【アジア】商船三井 フィリピンに自営商船大学を開校

商船三井とMagsaysay Maritime Corporation(※)が共同で、フィリピン Dasmarinas市Salitranに開設準備を進めている商船大学「MOL Magsaysay Maritime Academy Inc.」がフィリピン高等教育庁から正式な開学認可を取得し、2018年8月の開校が決定した。

商船三井はこれまでも、船舶運航での高い安全基準を支えるフィリピン人船員の育成を目的に、自社訓練船での専属講師と乗組員による訓練航海や、フィリピン政府の推進する産学連携制度のもとに、提携商船大学から選抜した3年生を対象に同社グループ施設での教育・訓練を実施する「職員候補生プログラム」を実施してきた。

開校する商船大学は、これまでに700名以上の船員を輩出してきた職員候補生プログラムを通じて培った実績と知見をもとに、発展的に拡張し、さらに高い水準の船員を安定的に育成する。

大学施設はすでに完工し、同大学最大の特長である訓練施設「Ship in Campus」は、外観だけでなく、実習設備の配置も可能な限り卒業後に乗船する実船に近づけることで、即戦力養成につながるトレーニングを行える。

フィリピン人船員は当社運航船乗組員の中核を担っており、フィリピンに自営商船大学を設立することで安定的に良質な船員の育成を図り、「海技力」をより向上させ「世界最高水準の安全運航」の実現を目指す。


※フィリピン最大級の船員配乗会社で商船三井に於けるフィリピンでのパートナー。1997年に船員配乗会社Magsaysay MOL Marine,Inc.を同社と共同で設立

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:30| アジア