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2018年05月29日

【環 境】クラボウ 暑熱環境下の作業リスク管理を支援するシステム開発

クラボウ繊維事業部は、同社のシャツ型スマート衣料「Smartfit(スマートフィット)」を使用し、暑熱環境下における作業リスク管理を支援するシステム「Smartfit for work」を開発した。建設業、運輸業、製造業などの企業向けにサービスを提供するにあたり2018(平成30)年5月28日より受注を開始した。

近年、平均気温の上昇などにより熱中症の被害が増加傾向にある中、屋外や高温・多湿な環境で作業を行う建設業や運輸業などでは、暑熱環境下における作業リスク(以下暑熱作業リスク)対策へのニーズが高まっている。そのような労働現場に向けて、同社は、スマート衣料の活用によりヒト・モノ・データを統合し作業リスクを適切かつ容易に推定できるサイバーフィジカルシステム(CPS)の構築を目指し、2017(平成29)年3月より産学連携のプロジェクトを開始した。同年の夏に実際の作業現場で実施した「Smartfit」着用モニター調査で取得した作業者の生体情報を解析し、作業者ごとの暑熱作業リスクをリアルタイムに推定できる独自のアルゴリズムを大阪大学基礎工学研究科および日本気象協会と共同で開発した。さらに個人の体調変化を把握する独自のアルゴリズムも融合し、職種や作業環境が多様な労働現場における作業リスクの低減を支援するシステムを構築した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:25| 企業の取り組み【機関】