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2018年05月25日

【流 通】凸版印刷 バリア紙パックで中栓がなくても密封性を保持できる新口栓を開発


凸版印刷は、バリア紙パック「EP-PAK(イーピーパック)」で、中栓がなくても密封性を保持できる新口栓「プルレスキャップ(TM)」を開発した。飲料や酒類業界向けに、2018年5月下旬より本格的に販売を開始する。

「EP-PAK」は凸版印刷が開発した口栓付き液体用紙製容器で、内容物の保護性に優れ、常温での長期保存が可能。清酒や焼酎などの飲料はもちろん、業務用ヘアケア剤やカー用品など、幅広い分野での採用実績がある。

今回開発した「プルレスキャップ」は独自開発の構造設計により、プルリング形状の中栓なしでも密封性を保持できる。中栓がないため、キャップを回して外すだけで開封できる。また、開栓状況が目視で確認可能なタンパーエビデンス機能や開封時に手が滑りにくく開けやすい独自形状を導入するなど、利用者の利便性が向上した。第一弾として、鷹正宗が2018年5月下旬から販売する本格麦焼酎「めちゃうま麦 2Lパック」で採用が決まっている。

超高齢化や個食・中食需要の増加、家事負担の削減など、生活者のライフスタイルは年々変化している。そのような社会環境の中、製品の一部となるパッケージにも、内容物の鮮度維持や長期保存性などの機能だけでなく、ユーザビリティの向上が求められている。

凸版印刷が開発・提供するバリア紙パック「EP-PAK」は、このようなニーズに応えた製品として、常温での長期保存を必要とする製品に幅広く採用されている。しかし中栓を開けるには強い力が必要なため、現在の鮮度保持は維持しつつ、より簡便な開封方法が求められていた。そこで、中栓がなくても内容物が漏れにくい新口栓「プルレスキャップ」を開発。環境適性に加え、ユーザビリティが向上した。

※ 製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です

投稿者:gotsuat 09:40| 流通